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ツシマ沖の海戦(その三百五十八) The Battle of Tsushima
2007-06-29 Fri 03:08
田義屯にある第一師団司令部には、この混乱についての報告が断片的に入り始めた。
しかし、いずれも要領をえないものばかりである。
第一師団に派遣されている第三軍参謀津野田大尉は、自身で事態を確認すべく馬に乗って田義屯を出発した。
ところが、部落を出たとたん、大尉は眼前の光景を目にして思わず立ち止まった。
大尉は、その時の情景を次のように記している。
「歩兵第二旅団と後備第一旅団の第一線部隊が、クモの子を散らすように敗退してきた。
凝視していると、状況はますます悲愴となってきた。敗兵の殆ど全部は、銃を捨て剣もなく、或る者は背嚢や帽子を持っていない。甚だしいのになると、脚絆も靴もなく全くの裸足の者もあった。」
大尉は、一瞬唖然としたが、直ぐ気を取り直し、「退るなッ。退ると砲兵に射たせるぞゥ」と、叫びながら敗兵の間を馬を走らせた。
しかし、その怒号に耳をかす者はいなかった。
敵がますます接近してきたものとみえ、流弾が激しくなった。
大尉は馬を下り、軍刀を振りかざしながら、走り回った。
その時、頭に包帯を巻いた特務曹長が、呼び止めて、所属を尋ねた。
第三連隊だ、と言う。
「敗兵の静止と隊伍の整頓に協力せよ」
大尉が命じると、その特務曹長は頭部の負傷を理由に拒否した。
津野田大尉は憤然として、「包帯を取れ」と命じた。
見ればほんの掠り傷である。
怒りが心頭に発した大尉は、軍刀の峰で相手の肩を一撃した。
「いやしくも幹部たる者が、このザマはなんだッ」
その一撃で特務曹長はようやく我にかえった様子であった。
彼は大尉に詫び、敗兵の収容に走り回り始めた。
師団司令部から全員が走り出て、参謀長星野金吾大佐を先頭にして幕僚たちは敗兵の整理にあたった。

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