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ツシマ沖の海戦(その三百四十八) The Battle of Tsushima
2007-06-19 Tue 00:05
サハロフ中将は、事の意外な展開に戸惑って暫く沈黙を守った。
その様子を見て、クロパトキン大将は宥めるような口調で、彼の参謀長へ告げた。
「要は万全に備えんがためである。剣は両刃を持ってこそ剣たるべしと言うではないか」
「諒解いたしました。即ち、黄金の日を鉛の日とせざる配慮こそ肝要というわけですな」
その返答には、大人しいサハロフ中将の精一杯の皮肉が籠められていた。
中将の胸中には、失望と不満の念が、まるで一塊の黒雲の如く沸き起こってきた。
今回こそは、紛うことなき、純粋な攻撃作戦でなければならない。それ以外に成功の途はない筈である。
それが、またしても、及び腰に変化したのか。
しかし、参謀長の任務は、あくまでも総司令官の意図を忠実に起案することにある。
思い直したサハロフ中将は、各軍に対する退却命令を起草し、大将の承認を得た。
もっとも、クロパトキン大将にしても、総退却命令はその必要を認めた時に発出するつもりであり、朱爾屯には予定通り出発して、攻撃の指揮をとる、と述べた。
さらに、対象は次のような付帯命令を付け加えた。
「なお、攻城砲、同弾薬、被服、経理部備品、負傷者は予め後送することを許可す。
但し、予の専用車両は別命あるまで当駅に留めおくべし」
サハロフ中将の胸底は、再び不満の念に満たされた。
クロパトキン大将は、これまでもの後方に気を取られすぎて、中途で退却する戦法を繰り返してきた。
その性癖を知り尽している中将にとっては、これは実質的には退却命令の予令ではないか、と感じられたのである。

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