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ツシマ沖の海戦(その二百三十二) The Battle of Tsushima
2007-02-21 Wed 00:29
日没後、ロシア第二軍ではさらなる混乱が生じた。
それは馬頭郎での椿事がきっかけとなった。
ロシア第二軍司令部付ラウニツ大将は、ゴレムバトフスキー少将の部隊を見送ってから、馬頭郎への帰途についたが、大将は、一歩同地に足を踏み入れたとき、思いも寄らぬ光景に出くわして、唖然として立ちすくんでしまった。
傍らに佇む参謀長エイフゴリツ少将も言葉がなかった。
集落の南端に位置する馬糧倉庫が盛んに燃え上がっているのである。
炎は夜空を焦がすばかりの勢いで巻き上がり、煤煙は辺りに立ち込めていた。
高粱、麦、米等の大量の馬糧が灰燼に帰しつつあった。。
早速、大将らが問いただすと、その返事は、経理官が退却命令を予想して早めに放火したとのことである。
確かに、馬頭郎のその日の状況は、騒然としたものであった。
そこを通過していく退却兵の姿は多く、第二軍司令官カウリバルス大将も沙嶺堡へ向けて立ち去ったままで、帰ってくる様子もない。
敗色濃厚な馬頭郎の空気が、経理官の誤断を誘い出したものであろうが、ラウニツ大将は白いものの混じった口髭を震わせながら叱責した。
「貴官のなしたことは、狩人の足音に逃げる兎に似た狼狽ぶりさながらである。」
更に、同大将は、「このままでは日本軍の目標になる。早く消せ」と、怒鳴った。
悪いことに、馬頭郎の「放火」は各所に伝染した。
これ退却の合図と信じた、北方の大王崗堡の経理倉庫に火の手があがった。
続いて、東方の水羅堡台の経理倉庫からも炎が立った。
やがて、その火は弾薬庫に引火して、銃砲弾の炸裂音が夜空に轟いた。
おまけに、退却兵の中には、面白半分に民家に次々と放火する者まで現れて、混乱に拍車をかけた。
「この大かがり火は、奉天への退却路を照らしているようだ」
ラウニツ大将は、天を仰いで嘆声を漏らした。

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