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ツシマ沖の海戦(その百四十一)The Battle of Tsushima
2006-11-20 Mon 00:09
ドンスコイの備砲は次第に敵の砲火の餌食となり、艦は沈黙を余儀なくされた。
レベーデフ大佐は、司令塔の覗き窓から前方を見つめたまま沈黙していた。
痩せて背の高い彼の丸めた背中には、諦めの色が漂っていた。
彼に残されたただ一つの道は、目前にある、あの朝鮮の島に一刻も早くたどり着くことだけであった。
鬱陵島の断崖は、残照を浴びて神々しいまでに輝いていた。
島まではまだ十マイル余りあった。
日本側は明るいうちにドンスコイの始末をつけるべく、砲撃に拍車をかけてきた。
副長のブローヒン中佐は後部艦橋に立って、塑像のように身動きせず指揮をとっていた。
目深に被った軍帽の下からは灰色の眼で間近に迫った島の影を見つめていた。
敵弾がひっきりなしに命中して、舷側に破孔を作り、甲板上の搭載物を破壊していった。
操縦兵が何やら叫んで、右舷の方向を指差した。
中佐が視線を向けると、日本巡洋艦ナニワが傾きながら戦列を離れるのが見えた。
浪速は、六インチ砲弾によって左舷後部の舷側を貫かれ、その急激な浸水により傾斜七度に及んだ。ために、第四戦隊司令官瓜生外吉中将は同艦に避退を命じたのである。
しかも、巡洋艦オトワの艦上からも火の手が上がっている。
「うむ。これは思いがけないことだ」
 ブローヒン中佐が少し驚いた様子で呟いた。
その時、一人の三等兵曹が現れ報告した。
「副長、オスラビアの連中が騒いでおります。士官まで加わって暴動を起こしてますぜ」
ドンスコイの艦内には、沈没した戦艦オスラビアと駆逐艦ブイヌイから救助した将兵約二百七十人ほどが乗艦していた。
ブイヌイは、ベドウイにロジェストウエンスキー提督を移乗させた後、ドンスコイに随伴して北上したが、間もなく機関不調のため続航が不可能になった。
ドンスコイ艦長レベーデフ大佐は、ブイヌイを処分することにし、同艦の乗組員とそこに収容されていたオスラビアの乗員を自艦に乗り移らせたのだ
ブイヌイは当初爆沈する予定であったが、その試みは失敗した。
そこで、レベーデフ大佐は、ドンスコイに六インチ砲による砲撃を命じた。
ブイヌイは八発の命中弾を受けて、ようやく沈没した。
その後、ドンスコイは単艦で北上してきたのである。

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