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ツシマ沖の海戦(その百三十六)The Battle of Tsushima
2006-11-15 Wed 00:08
金モールを肩からぶら下げたロシア士官が、英語で「然り、あの人物はロジェストウエンスキー提督である。」と頷いた。
塚本は踊るような足取りで、甲板へ駆け戻った。
捕獲隊員の一人を捕まえ、手旗で漣宛に連絡させた。
「敵司令長官ト称スル将官捕獲艦ニ在リ、イカガスベキヤ」
相羽少佐は、一瞬、そんなはすはない、と思った。
ロジェストウエンスキー提督は旗艦スワロフと運命をともにしたものだと、固く信じていたからである。
しかし、取り敢えず確かめなければならない。
「本艦ニ連行セヨ」
手旗が振られて、塚本に信号が送られた。
塚本は再び艦内に入り、提督に着き添っている幕僚たちに、「長官閣下を本艦に連行する」と告げた。
幕僚たちの顔に一様に困惑の表情が浮かんだ。
彼らは、口々に、「ロジェストウエンスキー中将が極めて危険な状態にあるため、このままベドウイに残しておいて欲しい。」と、懇願した。
塚本には、すぐには納得できなかった。
塚本はやや口調を荒げて、「この艦に長官がお乗りになっているということは、旗艦から移乗されたことを示している。それならば本艦に連行しても差し支えないはずである。」と、問い詰めた。
「待っていだきたい。軍医を呼びます。」
一人の参謀が、あたふたと部屋を出ていった。
間もなく、もう一人の士官を連れて戻ってきた。
その士官は塚本の前に立って、「私は軍医です。長官は出血多量の重態です。今動かすことは危険です。」と、訴えた。
塚本は返事を保留すると、部屋を出て再び甲板に引き返した。
そして、部下を残したまま、ボートに乗って漣へととって返した。
相羽は、塚本から事情の説明を受けると、暫く黙考していたが、やがて、口を開いた。
「提督を希望どおり自艦に留めておくことにしょう」と指示した。
塚本はベドウイに戻り、参謀たちに相羽の決定を伝言した。
ベドウイにはロジェストウエンスキー提督とクロング参謀長以下の参謀たちとベドウイ艦長バラーノフ中佐とその部下七十七名の兵員がそのまま残ることとなった。
同艦は、漣が曳航して、蔚山に向かうことになった。

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