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ツシマ沖の海戦(その三百四十七) The Battle of Tsushima
2007-06-18 Mon 00:00
三月九日、公私を問わず、この日のあらゆる戦闘記録には風のことが出てくる。
大風塵が起こったのである。
奉天会戦十一日目のこの日の朝、両軍の戦勢にそれぞれ大きな影響を及ぼした大風は、午前十一時頃から吹き始めた。
連日の晴天続きで、雪はなく乾ききっていた土地は、気前よく狂風に砂塵を与え続けた。
たちまち、咫尺を弁ぜぬ光景が展開された。
風に向かっては、面を上げることはできず、隣接する者の音声も判じ難かった。
ロシア満州軍総司令官クロパトキン大将は、この日午前四時、奉天駅の専用列車内で起床した。
既に目覚めていたサハロフ参謀長の挨拶を機嫌よく受けた。
サハロフ中将は尋ねた。
「閣下は、何時に出発なさいますか?」
攻撃作戦を直率するための朱爾屯への出発時刻を確かめたのである。
「八時出発、十時到着では如何」
「結構でございます」
「それにしても本朝は冷え込む。寒気が戻ったような気がする」
大将は、身震いをしながら呟いた。
「ダー。第一軍からの通報によれば、解氷しかかった渾河が再び結氷し始め、お陰で後退のための渡河が容易になったとのことです」
中将の報告を聞いた途端にクロパトキン大将の表情が曇った。
大将は、しばし天井を睨んで黙考していたが、やがて、「総退却の要があることを予期しておかなければならない」と述べた。
サハロフ中将は、仰天した。
「では、作戦は中止ですか?」
「いや、そうではない。しかし、味方が渡れる河は、敵も渡れるのが道理である」
貴官も熟知されているように、と大将はその理由を説明し始めた。
大将のこの度の戦略は、西部戦線の日本軍を押し戻し、奉天北方の安全を確保し、西の第二軍、南の第三軍、東の第一軍を呼び戻し、北方からの補給を背にして、西、東、南の三方向に反撃することにある。
然るに、東側から日本軍が第一軍を追尾してくれば、この東壁の形成は困難になる。
さすれば、ここ奉天は反撃の根拠地とは成り難い。
ゆえに、安全なる北方へ根拠地を求める必要に迫られるであろう。
そのための用意をすべきである。

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