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ツシマ沖の海戦(その百二十四)The Battle of Tsushima
2006-11-03 Fri 11:55

水雷艇雉に同乗したネボガトフ少将とその幕僚たちが三笠の舷側に到着したのは、午後一時三十七分のことであった。
東郷はメボガトフ提督のために左舷に舷梯(ダラップ)を用意させた。
 幕僚に助けられながらその舷梯を昇ってくる白髪白髭の少将の悄然とした姿を上甲板から眺めていた安保清種少佐は、独り深い感慨に耽っていた。
「さても戦いとは勝つか死ぬるかの二つに一つしかないことが、今更のように痛感された。」
三笠の艦内は静まり返っていた。
そこには、敗者への労わりと言う古来からの日本武士の心情が溢れんばかりに息づいていた。
そこへネ突然無粋な闖入者が出現した。
第二艦隊に属する四隻の駆逐艦が三笠の側に寄ってきた。
甲板に並んだ乗員たちが三笠に向けて「バンザイ」の連呼を浴びせかけたのである。
三笠の前部艦橋には未だ東郷が立っていた。
それを聞くと、東郷は珍しく不快な表情をあらわにして「あっちへ行けと言え」と、大声を発した。
合図を受けた四隻が倉皇として立ち去ると、三笠の艦内はもとの森閑さを取り戻した。
三笠の艦尾にある司令官公室に、秋山参謀の案内でネボガトフ少将の一行が招じ入れられた。
白いクロスの敷かれた大テーブルを挟んで、東郷司令長官、加藤参謀長、艦長の伊地知大佐らが着席し、ロシア側はネボガトフ少将を中央にして幕僚たちが威儀を正した。
東郷提督が降伏条件を告げた。
装甲巡洋艦浅間の艦長でロシア語に堪能な八代六郎大佐が、その通訳の労をとった。
降伏の条件は、次のとおりである。
一、 降伏した各艦の士官は帯剣、私物及び金銭の携帯を許す。兵員については日本到着後に引き渡す。
二、 降伏した各艦は現状を保持し、乗員の三分の二を残留させる。
なお、東郷はネボガトフ少将がロシア皇帝に戦況の報告を行い、士官以上の者については宣誓の上、帰国できる許可を得られるよう努力する旨を付帯条件として提示した。
ネボガトフ少将は、この全てを受諾する旨を述べた。
東郷は形を改め「茲ニ、正式ニ貴殿ノ降伏ヲ受ケ、爾後、我ガ命令ニ服従スベシ」と、宣言した。
受降の儀式は終了した。

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