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ツシマ沖の海戦(その五百十三) The Battle of Tsushima
2008-02-21 Thu 00:00
米国誌は先ず、ロジェストウェンスキー提督が、大艦隊を率いて一万八千哩に及ぶ大航海を成功させ、決戦に臨もうとしている勇気を激賞した。
そして、戦艦についてはロシア側が日本に倍する隻数を有していることから、ロシア側優勢としている。
また、ロシア艦隊の戦艦の性能について、一般的には老朽艦が多いという風説を厳しく否定した。
その風説は,はなはだ事実に反するものである。同艦隊に属する戦艦クニャージ・スワロフ、アレクサンドル三世、ボロジノ、アリョールの四隻は、ツェザレヴィチ型戦艦に改良を加えた世界最新鋭の戦艦である。
ツェザレヴィチが、昨年八月十日の黄海海戦で日本の戦艦から集中砲火を浴びながら、その防御が極めて堅牢でその追及を逃れることができたことは記憶に新しい。
このような艦隊規模からみると、勝利はロシア艦隊が手中にし、日本艦隊は壊滅するものと予想される。
しかし、観点を変えて乗組員の質からみると、日本艦隊の乗組員の多くは海戦を経験した歴戦の兵たちであり、砲火の飛び交う中で平静に戦う勇気を持っている。
それに比べてロシア艦隊の乗組員は長い航海中射撃を始め多くの訓練を続けてはきたが実戦の経験がない。
この点では、日本艦隊が有利である。
いずれにしても両艦隊の激突は、日露両国にとってすこぶる重大な意義をもっている。
もしも、東郷艦隊が勝てば、日露戦争は日本の勝利として終わり、日本は、一躍世界一流国に列する大国になるだろう。
また、もしもロジェストウェンスキー艦隊が勝利をおさめれば、ロシアは一挙に開戦以来の敗戦を逆転させて終局的にロシアに勝利をもたらすであろう。
われわれは、この海戦の結果を大いに注目するものである」
と、同誌は結語した。

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ツシマ沖の海戦(その五百十二) The Battle of Tsushima
2008-02-18 Mon 00:00
五月二十五日、ロシア艦隊は上海東方海上を、朝鮮海峡に向けて航進していた。
ロジェストウェンスキー提督は、明朝になれば必ず接敵することを察して、各艦に戦闘速力を出せる準備を命じた。
彼は、戦艦、装甲巡洋艦には十二ノット、巡洋艦には十五ノットの速力を命じたのである。
ところで、目前に迫っている日露海軍の激突は、世界中の関心事となっていた。
欧米の雑誌、新聞にもそれについての予測記事が出始めていた。
四月二十二日には、アメリカの雑誌サイエンティフィク・アメリカンには次のような記事が掲載された。
タイトルは、「ロジェストウェンスキー提督の使命とその勝敗の予測」という端的なものである。
「今や、ロジェストウェンスキー中将は,一身をもってロシアの担っているといってよい。ロシアが制海権を奪い返して、勝敗を逆転できるか否かは、一に同提督の今後の行動による」
論文はこのような調子で始まっている。
「日露戦争の勝敗の定まる時期は、目前に迫っている。今日までの経過を見ると、東洋に威容を誇っていたロシア海軍力は日本海軍によって壊滅され、僅かにウリジオストック軍港に三隻の軍艦が残されているのみである。
また、強大な戦力を誇ったロシア陸軍も、すぐれた司令官と最新式の兵器を装備した百万の大軍を擁しながら、日本陸軍の果敢な攻撃を受けて大敗北をこうむっている。
しかるに、ロシアは、なお屈服せず最後の手段としてロジェストウェンスキー中将に命じ、多数の軍艦を率いて東洋に向かわせた。そして、ロシア艦隊は,今まさに東郷大将指揮の日本艦隊と激しい砲火を交えようとしている。その勝利は、果たしていずれの艦隊に輝くか」と述べ、改めて勝敗の予想を分析した。

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ツシマ沖の海戦(その五百十一) The Battle of Tsushima
2008-02-16 Sat 00:00
先行する駆逐艦隊は、夜間に敵の駆逐艦と見間違えられるのを恐れて、味方識別方法を採用していた。
夜間は、煙突に色彩を施し、艦隊に近づいた時は、それを探照灯で照射して、自らを味方であると知らせた。
また、同時に識別信号を発信した。
艦隊の士官たちは、日本の艦隊の編成に大きな関心を抱いていた。
これは、ロジェストウェンスキー提督も同様で、彼によると昨年の八月十日の戦闘で損害を受けたミカサは未だ回復していないとのことである。
最近、艦隊の乗員に日本の軍艦の檣の高さの一覧表が配布された。
これは、遠距離から敵艦を識別するのに非常に有効なものであるが、そこには沈没したハツセやヤシマに加えてミカサの姿はなかった。
その代り、ロシアの新聞のイギリス特派員の報道によれば、日本艦隊には新たに装甲巡洋艦二隻が加わっているとのことである。
五月二十四日、艦隊はツシマ海峡から百五十マイルの位置にまで到達した。
いままでのところ、日本軍艦の姿は見えない。
本日午後二時、艦隊は三ノットの速力で上海に向かっている。
これは、輸送船を護送するためであるが、明朝になると巡洋艦リオンとドニエプルが上海水域まで船団を先導することになっている。
五月二十五日午前八時、六隻の輸送船が二隻の仮装巡洋艦に護衛されて上海に向かった。
これらの輸送船はすでに荷役を終えており、いざ戦闘ともなれば足手まといになるだけであるからである。
二隻の仮装巡洋艦には、途中で輸送船団と離れた後は、黄海方面に向かい、陽動作戦を行うよう命令が下されていた。
ロシア艦隊が黄海方面で行動中であるという情報を与えて、トーゴーの判断を撹乱しようとする戦法であった。


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ツシマ沖の海戦(その五百九) The Battle of Tsushima
2008-02-11 Mon 00:00
五月二十二日、いままでのところ、ロシア艦隊は日本の哨戒艦とは一隻も出くわしていない。
実は、昨日旗艦から、巡洋艦ジュムチェグに対して、「気球を発見した。北東四十八度に向け発進」との命令が出されたが、間もなくそれは誤認であることが判明した。
五月二十三日、早朝から石炭の積取作業が開始された。
同時に、提督から詳細な訓令が下達された。
それは、常時戦闘態勢を保持することから始まり、戦闘において被害を受けた際には、艦隊の機動を妨げないよう、艦列から離脱する。
破損艦には軽巡洋艦、駆逐艦または曳船が救助に赴く。
第一駆逐隊は戦闘時には常に旗艦の様子に注意を払い、もし旗艦が傾くのを認めた場合には、部隊の二艦は,ただちに旗艦に接舷し、提督および幕僚を収容する。
その際には、提督旗は駆逐艦に移し、艦隊中の他の艦に移すまで、駆逐艦が指揮艦となる。
提督の訓令は、以上のように委細を極めていた。
しかし、この訓令は艦隊の乗員たちの首をか傾げさせた。
艦隊が太平洋上に出るのであれば、戦闘にはまだ十分の時間的余裕があるはずである。
乗員たちは、「戦闘準備を整えよ」という緊迫した内容の訓令は、日本艦隊が近付いているという警告を与えたものに過ぎないものと解釈した。
そして、艦隊が南西の方角に進んでいることも、日本艦隊を欺瞞するための陽動作戦であろうと推理した。
その間も、艦隊に付属する駆逐艦九隻は、艦隊の前方に散開し、前方を横切る商船があれば、それをすかさず追跡した。
また、駆逐艦隊は、進路上に浮遊機雷らしきものを認めると接近して射撃することになっていた。

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ツシマ沖の海戦(その五百八) The Battle of Tsushima
2008-02-09 Sat 00:00
五月二十日、艦隊は台湾の緯度を北上している。
すでに、日本領土の島の間を通過しているのだ。
夜間は、敵の攻撃を警戒して警備体制をとっている。
既に二日前、輸送船タンボフは荷揚げ終え、上海に去った。
四日後、艦隊は朝鮮海峡を通過する予定である。
司令部から情報によると、このときまでに輸送船は艦隊から離脱させるとのことである。
五月二十二日、艦隊は台湾の北を迂回して、琉球列島の間を抜けて、黄海へ入る針路を進みつつある。
本日は、石炭積み込み作業が予定されていた。
輸送船は、その作業終了後、上海に向かい、その地で艦隊がウラジォストック到着するまで留まるよう指令された。
この日は、未明から暴風雨になった。
ロジェストウェンスキー提督は、朝鮮海峡突入を前にして、巧妙な陽動作戦を立てていた。
それは艦隊の一部を割いて、四国沖に進出させることであった。
その計画は、日本船を撃沈し、外国船を臨検させることによって、東郷提督の注意をそちらに向けさせ、あわよくば日本艦隊の出撃を促すことを企図していたのである。
その統合艦隊が朝鮮海峡から離れた隙間を狙って、海峡を突破しようと考えたのである
ロジェストウェンスキー司令長官は、仮装巡洋艦クバンに、捕獲船オリドガミア号を伴い、日本の太平洋沿岸に進出し、宗谷海峡を経て、ウラジオストックへ向かうことを命じた。
そして、その陽動作戦の効果を一層期するために、仮装巡洋テレクに対して、「貴艦は、艦隊と離れ、日本の四国南方百海里および二百海里の洋上に進出し、日本商船及び外国商船を撃沈又は拿捕すべし」と命じた。
命を受けたテレクは十九ノットの快速を利して、北東に針路をとると、たちまち水平線下に消えていった。

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